真の世界平和構築の鍵を握るもの
<歴史の彼岸>としての「2007年秋の彼岸」を印象付ける現象としての最初は、
1987年10月19日ブラックマンデーからちょうど20年目の2007年10月19日でした。
インド株下落の心理的影響を受け、東京株式市場で日経平均株価(225種)は大幅反落、
前日終値比291円72銭安の1万6814円37銭で大引け。
原油価格も一時初の1バレル90ドル台を記録。
ニューヨーク市場では今年3番目の下げ幅367ドルの急落。
となったことを、マスメディアが一斉に報じました。
我々がここで学ばなければならないのは、マスコミ報道は
“常に二次的情報であり、事象の表面を軽く撫でているにすぎない”という点です。
二次的情報に翻弄されて右往左往するのではなく、ひとり一人が自分の目で実現象の足元を、
冷静に、じっくりと見つめてみることが大切と考えます。
常套手段として、歴史の変遷に周期的規則性や符合を探りますと、
世界恐慌(ブラックサーズデー、ブラックチューズデー)は、
1929年10月24日、10月29日に発生しています。
歴史的世界規模の二大金融危機は1929年と1987年の10の月に発生していることから、
2007年の10月に資本主義経済崩壊が顕著に現われる確率はかなり高いと推察されます。
< 空即是色 色即是空 >
現実は複雑かつ単純ですから、実現象を引き起こすエネルギーモデルを
“標準的な正規分布に従うモデル”の適用に止め、
10月25日(陰暦9月15日)を軸に推移するエネルギー分布とみなしてみることにします。
この設定根拠として、月が26日に完全に満ちる運行にほぼ重なるのみではなく、
自然崇拝では10月31日が1年の終わり(大晦日)であることにもシンクロさせているものです。
ここで見落としてはいけないのは、
このエネルギー分布の起点であるブラックマンデーから20年目の2007年10月19日大安は
陰暦9月9日(重陽の節句)で御目出度いとされる日でもあったことです。
森羅万象が陰陽五行で流れていることを“半分認める”立場から、
2007(2+0+0+7=9)年9月9日であることより、
陰において幸福を表す<999>が潜んでいる符合に少しだけ神秘を感じます。
実現象の善悪は“人間の自己都合解釈”としきりに云われることですが、
こちらから観れば<999>、あちらから観れば<666>
の“表裏一体が現象の本質”と心得て、一喜一憂の域を抜け出せます。
ブラックマンデーから20年目の出来事を基に天のシナリオを意識しながら、
肚をニュートラルに保って事態を静かに見守る方が賢明でしょう。
今日から土用。秋の金気から18日間の土気に入りました。
11月8日の立冬に向けて資本主義経済の崩壊が顕著になっていくきっかけとしての
ブラックマンデーから20年目の金融不安と観ることも可能です。
さて、本論を見定めるならば、いまや世界平和構築の礎は 「真の経世済民化」 にあります。
小生はこれまで、情報氾濫社会において、時代認識にふさわしい羅針盤としての
「正しい情報」 発信に努めてきておりますが、
いま起きている諸現象は既に予測されていたものであることを知ったうえで、
“歴史に学ぶ姿勢” から、さらには “<歴史を鏡とする意識> へと発達させていく姿勢” を
重要視しています。
“歴史的なパラダイムシフト” の本質は、
人類が、「人は人に支配されているのでもなく、お金に支配されているのでもなく、
限られた時間を生かされている」 ことに、“ひとり一人が目覚めること”にあります。
人類はまだまだ <卵の中の雛> にすぎません。
「経済が科学」 となり 「科学と宗教の統合」 を時代認識としたとき、
政治が 「真の経世済民化」 に動き始めることと想います。
それは広い意味においても深い意味においても
「真の平安社会実現」 に動きだすときであり、“人類の明日 愛を感じる日々”の始まりです。
そのための平和市民運動の合言葉こそが “ワールド・ピース・ヒロシマ” なのです。
平成19(2007)年10月21日陰暦9月11日 土用の入り(太陽横経207°)
藤原直哉先生講演録「いま、世の中は激動のとき。 21世紀の歩き方」 を拝聴して
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島 修
89年目の「世界平和記念日」に想う
平成19(2007)年11月11日
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