“逃げるが勝ち” 政策論争は広島市議会へ
まずは、広島市長選挙に立候補されました方々に対しまして心から敬意を表します。
“逃げるが勝ち”と申しますが、私、前島修(まえしま おさむ)は、負け戦は致しません。
このたびの広島市長選挙への出馬を見送ることとしました。
政治家に必要な資質のひとつに <状況判断> があります。
いまここで私が出たところで、私が次期広島市長に為ることは有り得ないことです。
哀しいかな、それが現実です。
私の当落はともかく、私が懸念を抱くのは、今回の広島市長選挙を捉え、
ヒロシマに “反ヒロシマ的分子”が侵入を企てているという <悪夢> です。
何としても阻止せねばなりません。
このたびの広島市長選挙は、ヒロシマを守る意味においても大変重要な選挙なのです。
一票たりとも無駄にすることはできません。
それでは、次期広島市長にふさわしいのは誰か―――
3月16日と19日に開催されました
立候補予定者による公開討論会を踏まえての総括ですが、
私、前島修(まえしま おさむ)が広島市長に為れないのなら、
やはり、次期広島市長も秋葉忠利氏が再選されるべきでしょう。
前島陣営の票はすべて秋葉忠利氏に集めることを昨夜のうちに申し合わせ、関係各位に指示してございます。
これは前島陣営だけの見解ではなく、公開討論会の結果として、
<既に広島合意である> と、一候補予定者であった立場から、
前島修(まえしま おさむ)の責任において申し上げている次第です。
他の有力候補は、結局、前市長への批判のみで広島再建のための具体策も諸施策も皆無であった、と言って良い内容の訴えでした。
それから、人間としての器や格も、その差が歴然であった、と明言せざるを得ません。
前市長・秋葉忠利氏によって広島市の夕張化が回避されましたことは重大なる事実です。
いま、広島市が夕張化から学ぶことは、行政サービスの低下を避けるために「財政再建団体」への自己申告を総務省にするべきではないということです。
誰が市長になっても、従来の枠組みでお金ありきの政治なら、許された予算の中で事業を遂行することしか出来ないのです。
既に広島市を含め、日本中の多くの自治体の財政は破綻しています。
日本政府はそれ以上の借金を背負っている事実を知ることが広島の本当の再生の一歩になります。
もうどこにもお金はないのです。
財政再建は精神の健全化によって達成されるべき課題です。
戦後の日本にはお金はありませんでした。
戦後の復興の原動力となったのは人々の夢や希望でした。
百年後の広島像から、いまあるべき姿が観えて来るのです。
その際、かつての為政者の視点にも重きを置くことを忘れてはなりません。
山城である銀山城跡・武田山と平城の鯉城(広島城)からの視点に基づいた
調和のとれた広島づくりを景観重視で着手する必要があります。
“Hiroshimaは一日にして成らず”
“権力の象徴”ではなく、“平和の象徴”としての <未来の世界遺産づくり> を
一大土木環境観光事業として経世済民化できるかにかかっているのです。
私の政策を実行に移さない限り、世界に通用する Hiroshima には絶対に成り得ません。
本日、広島市長選挙告示日に、次期広島市長・秋葉忠利氏を指名させて頂き、
政策論争を広島市議会に移したく存じます。
改めまして、私、前島修(まえしま おさむ)は、
30日告示の広島市議会議員選挙に南区から出馬することを表明致します。
未来の広島づくりのために
ぜひとも、広島市議会に私、前島修(まえしま おさむ)を送り込んで頂きますよう
広島市民の皆様方に心からお願い申し上げる次第でございます。
37(みんな)輝く歳(都市)に 広島おさむる 前島おさむ
平成19(2007)年3月25日 前 島 お さ む
広島市長選挙公約
国家百年の計 平和都市国家 Hiroshima は一日にして成らず
記者会見から報道までの舞台裏
平成19(2007)年3月28日
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