日曜の午後ベランダにて
「タバコを吸う、吸わない」
「食後にコーヒーを飲む、飲まない」
そんな些細な出来事が経済波及効果をもたらし大きなうねりを創っていく…
バタフライ効果と呼ばれるものの一種だろう。
混沌とした時代の隙間にうまく入り込んだのはクールビズ(COOL BIZ)。
現象論を捉えることも大切だけれども、
私が重視したいのはその背景に起こる個々人の意識の変化。
嫌々スーツを着てネクタイ締めての勤務だったのが、
クールビズで、ノーネクタイノースーツとなれば、
同時に過去の柵(しがらみ)や束縛からの解放へ、と
心理的な作用から新境地が生まれてくるのではあるまいか。
人間は放っておいても自己を回顧し未来へ託す生き物である。
<人類の暮らしに変化はあっても進化はない>
これから起こる出来事も、すべてちょっとした変化の範疇だ。
しばらく日本現代社会の男性の意識変化に注目し、
そこから生まれてくるものを探ってみたい。
<喪失感の喪失> そんな時代に生きている。
心の充足や自分なりの豊かさを手にした者が真の幸せを実感出来るのだ。
新月(朔)と満月(望)の夜に小松菜とほうれん草の種を蒔いてみた。
<自然の摂理> に畏敬の念を払いながら、
新しく迎える時代のヒントが見つかれば、と水やりを楽しんでいる。
平成17(2005)年6月 前 島 修
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