Welcome to Hiroshima! 広島駅新幹線改札口にて アハマド師をお迎えしたのは 4時間前のことだったのか―― その摩訶不思議な存在は 行き交う人々を 圧倒し続けた ゆっくりと ゆっくりと 歩む どこか深いところから 湧き出てくる オーラ 出迎え時に交わした握手と変わらぬ <一握の温もり> が残る それは いまだかつて経験したことのない 恋人との 別れ際のくちづけの余韻 にも喩えようのない なんとも不思議な <淡い感覚> 平成18 (2006) 年5月14日 前 島 修 |