広島市の平和記念公園では31日深夜、市民らがろうそくを手にジョン・レノンの「イマジン」を合唱した。世界が緊迫した今年1年を振り返りながら、「来年こそは平和を」との思いを歌に込め、原爆犠牲者に祈りを捧げた。
市民団体「ワールド・ピース・ヒロシマ」(前島修代表)が主催。原爆慰霊碑への献花後、公園内の「平和の灯」から採火して参加者が持ち寄ったろうそくをともし、音楽に合わせてゆっくりと左右に振った。新年へ日付が変わる3分前には、全員がろうそくの火を消し、黙とうした。【牧野宏美】
[毎日新聞1月1日] ( 2004-01-01-00:16 )
BACK