Message from “ワールド・ピース・ヒロシマ”(記者会見資料)
ワールド・ピース・ヒロシマ
<世界平和>とは何だろうか?
ひとりであれこれ考えるよりも、見えないものをみんなで形にしていきながら、
一緒に感じていこう!というのが、イベントのコンセプトである。
地球レベルでの広がりを目指し、10年後の「ヒロシマ」と「世界」の姿を追い求めながら、
壮大なロマンの船出をした。
<世界平和>をテーマとした市民参加型イベントの定着は、
平和学習の日常化にも繋がることを期待しながら、
現在、個別に行われている平和活動がひとつになることを願い、
市民の立場からイベントへの参画を広く、そして強く呼びかけていきたい。
広島に住む戦争を知らない若い世代が
『Peace Bell Harmony』
『Countdown for World Peace in Hiroshima』
『Flying to the World Peace』という3つの市民参加型イベントを誕生させた。
年間を通じて、これらの世界平和活動を責任もって推進していくために、
“ワールド・ピース・ヒロシマ”が発足したのである。
米同時多発テロで、我々は、広島の使命と現状を再確認した。
「ヒロシマの風化」と「被爆者の高齢化」。
広島に原爆が投下されて、もうすぐ60年の歳月が過ぎようとしている。
一体、何が変わったのか―――。
John Lennon(ジョン・レノン)の『Imagine イマジン』にある
I hope someday you'll join us いつの日か きみも僕らに加われば
And the world will be as one この世界はひとつに結ばれるんだ
というメッセージを多くの人に伝えていきたい。
真の平和のシンボルは、「鐘の音」、「ローソクのあかり」、「ジャンボ折り鶴」ではなく、
“平和を祈る市民の姿”であることに人々が気付き、普遍的な価値が与えられることを信じて。
2002年3月28日(木) ワールド・ピース・ヒロシマ
代 表 前島 修(まえしま おさむ)
事務局長 鉢呂峻市(はちろ しゅんいち)
監 事 福見有花(ふくみ ゆか)
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