本書は、広島の平和市民団体「ワールド・ピース・ヒロシマ」 http://www.ousamaosamu.com/wphiroshima/
代表である筆者が、自らが発案・主催している平和イベントの活動を通して、 時代に対峙しながら深めていった、 人類が迎えつつある平安社会実現に向けての思索を、 最先端の宇宙論や科学的哲学的根拠を軸に、 独自の感性を発揮させて詩的に綴ったメッセージです。 広島市長選挙に際して <発した声> をそのまま収録することで、 < 三十三歳の若き志>が、 大きくうねり行く時代の荒波の中で格闘した様子をリアルに感じとって頂けるように配慮しました。 図らずも、広島市長選挙への出馬は見送りとなり、 広島市議会議員( 急逝されました池田晶子さんの著書に出遇うことで『目覚め』、 『「愛する」ことの本質について』理解を深めることが出来ましたことは、至上の慶びです。 渇いた情が彷徨い続ける、荒んだ現代社会が今一度、 瑞々しい生命を吹き返すことが出来る契機となるのは、 人類の魂が <言葉の意味> に本当の愛を感じられる瞬間に出逢えるかどうかにかかっている、 と気付かされた次第です。 <言葉の意味に触れる> ことで生かされている人類の魂が、 ひょっとして言霊の中にこそ存在しているのではないか、と不思議な感覚に包まれたとしたら、 読者は本書の意味に触れられ、<愛を感じられた> ことになるのではないか、と想うのです。 人類が “人類の明日 愛を感じる日々” を早期に迎えるためのメッセージを、 広島から真心を込めてお届けします。 平成十九(二〇〇七)年七月 広島にて 前 島 修
旅すること 生きること 平成17(2005)年9月
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